第4回 フリテンと『フォーム』|エースの斬り口 目指せ頂点へ
◆打点バランスとは
今回では2015年8月1日に行われたRMUリーグ第4節で失敗した牌姿を使います

ドラ1のイーシャンテンですが、皆さんは何を切りますか?
テンパイチャンスだけを考えると、ドラ表示牌で

◆リャンシャンテンに戻す時とは?
この牌姿は、何を切ってイーシャンテンに受けても好形のテンパイになりません。
好形テンパイを組む時に、愚形が2つ残るイーシャンテンはリャンシャンテンに戻すことが基本になります。








今度はフリテン含みではありますが、好形を残せるイーシャンテンになりました。
◆フリテンは悪ではない
一般的にはフリテンはロンアガリ出来ないので嫌う人もよくいると思います。
ですが、テンパイ時にその受けが残っていた時に初めてフリテンになるだけで、受け入れとしては普通のリャンメンです。
テンパイまでに解消することもよくあります。たとえテンパイ時にその受けが残っていても、ツモアガリの確率は普通のリャンメンと同じですから、さほど気にする必要はないのです。






多井プロの河を見るとトイトイが濃厚の捨て牌でした。
残っている字牌は

多井プロがテンパイしていれば、かなりの危険牌なのは間違いありません。
切るならテンパイ時だと考え、





出アガリ確率は減りますが、僕がリーチすることで多井プロがポンをやめたり、オリてくれる可能性を考えてリーチの選択に踏み切りました。
多井プロはトイトイのイーシャンテンでしたが


序盤から難しい選択が何度もありましたが、リャンシャン戻しとフリテン含みでの選択を間違えなければ、アガリを拾うことができていましたね。
次号では、『フォーム』と『場況読み』で成功した一局を紹介します。お楽しみに!