第26回「天鳳位がラス回避のコツを解説!」
こんにちは、ヨーテルです。
本日は「ラス回避ルール」の戦い方をお話していきたいと思います。
まず最初に「ラス回避ルール」ってどんなルールなの?というところから説明します。
ラス回避ルールというのは主にネット麻雀の天鳳や雀魂の段位戦で主に行われているルールで、ラスが1人で全員分のマイナスを背負う、というゲームになっています。
例として天鳳の鳳凰卓はトップで+90ポイント、2着で+45ポイント、3着は0でラスが▲135ptと、トップと2着のプラスを全部ラスが払う、という完全にババ抜きみたいなゲームシステムなのがラス回避ルールになります。
逆にMリーグのルールのようにトップが大きなプラスを得て、2着がほんの少しだけプラスで、3着は少しマイナス、4着がそこそこマイナスみたいなルールのことをトップ取りルールと呼んだりします。フリー雀荘とかだとこちらのルールが一般的に採用されていますね。
| 着順 | 天鳳(鳳凰卓) | Mリーグルール |
|---|---|---|
| 1着 | +90 | +50 |
| 2着 | +45 | +10 |
| 3着 | ±0 | ▲10 |
| 4着 | ▲135 | ▲30 |
皆さん普段どちらのルールを打つかというのは人によって違うと思うんですが、トップ取りルールを普段打つ人、もしくはMリーグで麻雀見ててトップが偉いって言われて育った人がいざ天鳳や雀魂でラス回避ルールを打つ、となると結構戸惑うかと思います。
フリー雀荘でよく打ってる人が天鳳初めて触ってラス回避全然わかんねーよ…、みたいに言ってるのを結構見てきました。というわけで今回は、ラス回避ルールはどうやって打ったらいいのってことについて解説していきたいと思います。
ラス回避ルールで心がけてはいけないこととは
まず初めに皆さんがやりがちな失敗についてお話します。それは、皆さんラス回避に対応しようとしすぎなんですよ。
特に普段からトップ取りのルールを打ってる人は、ラス回避ルールだからと言って打ち方を大きく変える人が多いんですが、ラス回避ルールで負けていく人のほとんどがこのパターンで負けています。
こういう人が打ち方をどう変えているかというと大きく分けて2つで、
1つはラス回避ルールだから放銃しないようにしなきゃ、と言って守備的に打つ。
これが一番多いですかね。
ただ、守備的に打つと放銃でラスになることは減りますがその分アガり回数も減るんで、1回も放銃してないけどツモられまくってラスった、というのが増えます。こういうラスを“地蔵ラス”と言ったりしますね。
もう1パターンは、これは少ないんですけど、ラス回避だからといって降りてばかりいたらさっき言ったみたいな地蔵ラスになっちゃうから、逆に攻撃的に打つ人。これは上手く対応したように見えて、実際は普通に放銃が増えるので、もちろんラスになりやすくなります。
これらの対応の仕方の何がいけないかというと、結局順位点を意識した結果、1局単位で見たときの正解(=局収支と言ったりします)からは外れていきます。これが良くないんです。
だからよく、
「ラス回避なんて降りれてればいいんだろ簡単じゃん」
という人がいたりしますが、こういう人ほど毎局毎局ごとに局収支を損し続けて、その損が積み重なって結局負けるみたいな、そういう現象が起きるわけです。
ラス回避を考えるのはいつから…?
では、ラス回避のために打ち方を変える必要は全くないのがというともちろんそうではなくて、打ち方を変えるべきタイミングというのもちゃんとあります。
それがいつからかというと、ざっくりまとめたものなんですが、打ち方を変えるタイミングは、
・点数が競っているときは南3局から
・点数が離れた人が絡む時は南1局から
こんな感じが基本になります。
これが今回の最重要ポイントなので、是非覚えておいてください。
つまり、東場のうちは考えるのは局収支だけでいいということになります。
なぜかというと、東場はまだゲームが終わるまでたくさん局があるので、局収支を落としてまで順位を上げる選択というのがほとんど存在しないからです。
よって、東場のうちは局収支だけを追い求める選択が基本的には最善になることが多いのかなといった感じになります。もちろん極端な点数状況とかを挙げれば例外も出てきますが、多くの場面においてはという感じで考えてもらえればと思います。
ですが、ラス回避で間違った対応をする人は、東場のうちから常に打ち方を変えてしまうので、それは打ち方を変えすぎて損してしまっているんじゃないかなという風に思います。
どうする?打ち方の切り替え後
ではここからは、打ち方を変えるタイミングに突入した時、どのようにして打ち方を変えていくかというのについて解説していきます。
①点数が競っているとき
点数が競っているときは、南3局から打ち方を変えます。
どう変えていくかというと、これは自分が今何着なのかによって打ち方が変わります。
まず、自分が1着か2着の時は、放銃したらラスになる危険がある放銃は避ける。
次に自分が3着の時は、放銃したらラスに落ちる放銃は避ける。ただし、ラス目がアガりそうなときは攻める。
そして自分がラス目の時。南3局でラス目というのはもう後がないので、よっぽど手が悪くない限り攻める。
以上です。
なんかめちゃくちゃシンプルじゃない?と思ったかもしれませんが、ラス回避のために必要なことなんて、本当にこれだけです。意外と誰でもできそうですよね。
では実戦でどのように考えて打牌するのか、ちょっと例を見て見ましょう。
現在南3局、自分は29000点持ちのトップ目で、点数状況がこんな感じになってます。
下家:20000点
対面:26000点
上家:25000点
かなり競ってますね。
そして、自分の手が
点数が競っている南3局なので、さっき説明したラス回避ルールの打ち方に合わせて打ち方を変えていくということになります。
そして、南3局の押し引きを考えるときには、オーラスを何着で迎えるかが非常に重要というのを皆さんには意識してもらえればと思います。
これはなぜかというと、『オーラスを迎えた時点での着順でそのままゴールすること』がパターンとしては一番多いからです。
例えばラス目でオーラスを迎えたら、自分がアガらない限り大体ラスじゃないですか。
麻雀でアガれるのは基本的には4回に1回なんで、つまり4回に3回はラスのままで終了なんですよ。なのでオーラスでラス目にいるのはヤバいということですね。
オーラスの3着目は、ラス目がアガらない限りラスではないけど、放銃もできないし結構つらい。
オーラス1着か2着なら、オーラスに放銃しない限りラスはない。
ざっくりですがこんな感じのことを認識したうえで判断してもらえればと思います。
それを踏まえて、まずは【ラス目がリーチしてきた場合】で考えてみます。
ここでラス目のリーチに満貫を放銃してしまうと自分がラス目になってしまうので、これはもう絶対降りになります。次に【3着目がリーチしてきた場合】。
これは満貫を放銃してもすぐラス目には落ちませんが、オーラスはラス目と2000点差の3着目になってしまいます。これはオーラスでラスの人が軽いアガりをしただけで自分がラスになってしまうので、これは明確に放銃したらラスの危険がある状況と言えます。なので、降りるのが正解になります。これは2着目がリーチしてきた場合も同じことが言えますね。
では次に、自分が【2着目の26000点の人】だった場合とします。
これもかなり降りよりな選択をすることになります。なぜなら、どこに満貫を放銃してもラス目に落ちてしまうので、先制リーチを打たれた時点でほぼ降りになります。
では自分が【25000点持ちの3着目】の立場だった場合はどうしましょうか。
これは、誰のリーチかによって判断が大きく変わります。
トップ目や2着目からのリーチの場合、リーチした人がそのままアガってくれるなら、自分は3着目でオーラスを迎えられます。ただし、放銃してしまうとラス目でオーラスを迎える可能性があります。
3900点の放銃までなら大丈夫なんですが、リーチの平均点っておおよそ8000点くらいあるんで放銃は結構な割合でラス目に落ちます。なので基本は降りが正解になります。
ただし、これが【ラス目からのリーチ】となると話は別で、ここにアガられると自分がラス目に落ちてしまいます。それはマズいので、ここは腹をくくってある程度は勝負しましょう。
まあ自分の手も結構アガれそうなので、南3局ですがここで決着を付けるという意識が大事です。自分がアガりきって2着以上になってしまえば、もうラスの心配はありません。
ただ流局が近くなってきたらラス目のリーチもアガる可能性が減っているので、そうなったら降りてもいいかなといった感じになります。
そして【自分がラス目の場合】。これは誰のリーチに対しても全部勝負してください。降りるとオーラスはほぼラス目で迎えることになりますし、オーラスにこれ以上の手は入らないことのほうが多いです。ならばここで勝負して、ラスを抜けるチャンスをつかみに行きましょう。
今は南3局の話をしたんですが、これがオーラスの場合はもっとシンプルになって、単純に放銃してラスになるような勝負は基本しない、
3着目の時はラス目がアガったら逆転されちゃうのでラス目相手にだけ勝負する。そしてラス目の場合は絶対降りない。こんな感じになります。
では次に、打ち方を変える局面でもう1つケースがありました。
それが、点数が離れた人が絡むときの南1局以降。
これは牌姿とかは出さないんですけど、どういう感じで打っていくかっていう解説をしていきます。
南1局時点で点数は【自分含めた3人が30000点持ち、10000点が1人】。
もう明らかに1人だけ沈んでます。自分はこの30000点持ちのうちの1人だとしましょう。
今は南1局なので、この30000点持ち同士の2人に対してはまだ局収支通りに打つのが良いです。
30000点の人からリーチが来た場合は自分の手牌見て、1局の中で最も得する選択肢を選ぶということになります。なぜなら、自分もこの2人も、点数が離れた人ではないからです。
しかし、点数が離れてる10000点の人がリーチときたなら、これは点数が離れた人が絡む南1局なので打ち方を変えます。
では具体的にどう変えるのかというと、普段よりも押し引き判断を降り寄りにすることになります。
なぜかというと、放銃したらラスの危険が高くなるし、うまくかいくぐってアガっても、トップ争いからそんなに抜け出せるわけではないからです。
ただしあくまで降り寄りにするだけなので、例えば満貫をリャンメンでテンパイしてるなんていう時は多少判断を降りに寄せたところで結局押すんですが、「普段はギリギリ押してるよ」みたいな手は降りに回すみたいな、そういう感じの調整をしていきます。
南1局
55000
15000
15000
15000
で、これは点数状況が逆でも言えます。
今回は《1人だけ55000点持ちで突き抜けていて、15000点持ちが自分含めた3人》とすると、55000点持ちのリーチに対しては普段より降り寄りの判断をすることになります。
そして、いま「トップが突き抜けてる場合」「突出したラス目がいる場合」の2つの点数状況を出しましたが、自分がその離れている側のこともあるじゃないですか。
そういう時は、“自分が点数の離れた人”の立場になるので、常に点数の離れた人が絡む南1局になるわけです。なぜなら押し引きが自分と誰か、という感じで自分は常に絡みますから。
そんな時はどうすればいいかというとこれはめちゃくちゃ簡単で、突き抜けてリードしてる側の時はかなり降りになります。降りてれば大体トップを守れるので、わざわざ放銃のリスクを負う必要はありません。
逆に、1人すごく負けてる側の時はかなり押すことになります。普段降りてるような手も、アガれそうなら押してワンチャンスつかみに行くぞ、という感じですね。
というわけで内容をまとめますと、
ラス回避ルールと聞いて打ち方を変えすぎるのはNG、一番失敗するケースがこれなので気を付けましょう。
そして、打ち方を変えるタイミングは、《点数が競っているときは南3局》から、《点数が離れた人が絡む時は南1局》からです。
実戦で似たような状況が来て迷ったら、またこのコラムに戻ってきてもらうみたいなそんな使い方をしてもらえればいいのではないかなと思います。