最強を求む雀士たち「宮崎和樹プロ」(2022年9月1日第138号掲載)

最強を求む雀士たち「宮崎和樹プロ」(2022年9月1日第138号掲載)

――今回は、プロ入り後すぐに史上最年少で王位を獲得し、近年では雀王戦A1リーグに定着している宮崎さんに、プロになることを決意した経緯や、今後の活動の展望をお聞かせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
まずは、麻雀との出会いについて教えてください。

小学生の頃から祖父母の家に行くと家族が麻雀をやっていたので、そこで麻雀を知り、ルールや遊び方は父親の膝の上で覚えました。
ルールを覚えてからは祖父母の家に行く度に必ず「麻雀やろ」と駄々をこねていました。

――その後、プロを目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

麻雀を続けているうちに、協会にいた知り合いに誘われてプロ試験を受けました。
協会を選んだ理由は、その知り合いに言われるがままでしたね(笑)。

――なるほど。実際にプロになってよかったと感じたこと、難しいなと感じたことはありますか?

大好きな麻雀に携わって生きていけている事が何より良かった事です。
また、麻雀で勝てない時や結果を出せない時は辛いですね。
つらいというよりは「悔しい」という方が正しいかもしれませんが。

――確かに、結果が出ないとモチベーションを保つのも難しいと思います。
宮崎さんの雀風やご自身で思う強みはどういったところでしょうか?

雀風はあがり重視のリスク管理型です。
攻撃は打点よりあがる事を優先していますが、守備やリスク管理の意識は高めに持っています。
強味としては、年齢の割には経験が豊富なので、意識しなくても感覚的に処理出来ている事柄が多い事でしょうか。
その分必要に応じて深くまで思考を伸ばせるので、様々な局面に対応した選択を取れると思っています。

――小学生のころから麻雀を積極的にやっていたという経験の面での強みがあるんですね。
そしてプロ入り後すぐに、日本プロ麻雀連盟のオールカマーのタイトル戦「第30期王位戦」で史上最年少(当時20歳)で優勝されるわけですが、その時のご感想はいかがでしたか?

麻雀プロになって2ヶ月だったので、本当に信じられない気持ちでした。
当時は知名度に関心が無かったので、周りからの注目度が増したというような実感はなかったですが。
ただ多少なりとも注目され、人から見られるようになったので、自分の全ての打牌理由を説明出来るように常に考えるようになりました。

――近年では安定してA1リーグに在籍していますが、維持するために意識されていることはありますか?

ポイントがプラスの時は特に意識することは無いですが、ポイントがマイナスの終盤戦では、自分が残留争いになりそうか見極めて無理にトップを狙わずに2着・3着キープに切り替える時もあります。
こうしたラスを引かない麻雀は得意としている部分でもあります。

――なるほど、負けているときこそ打ち方を意識されるんですね。
話は変わりますが、宮崎さんは麻雀イベントやオフ会のパイオニアとして、ルールスターズの代表をされていますが、こうしたオフ会等のイベントを始められたきっかけを教えてください。

麻雀プロ業界を少しずつ知っていく中で、何か麻雀の普及活動や麻雀プロとしての仕事を作れないかと考えていました。
そんな中、麻雀プロになったばかりの頃に、SNSを通じた「オフ会」という文化と出会ったのがきっかけとなり、麻雀のオフ会を開催すれば麻雀の仕事と普及の両方を実現できるのではと考え、ルールスターズを立ち上げました。
最初は1店舗の雀荘と提携して大会形式の麻雀オフ会や麻雀教室をやっていましたが、1~2年で協力店や協力プロも増え、気づいたら週4~5回麻雀オフ会を開催出来る規模になっていました。
そこで活動する人達が増えたので、麻雀サークルとしてのルールスターズを正式に立ち上げる事にしました。
そこから現在に至るまで15年以上活動を行っており、参加者の方々の居場所であり続けています。
ルールスターズからプロになった人も沢山いますし、ルールスターズで出会って結婚したりと、麻雀を通じてその人の人生の一部になっている事が何より嬉しいですね。

――素晴らしいですね。大会だけでなく教室もやられているとのことでしたが、始められた理由や参加者の方からの評判はいかがでしょうか。

教室自体はオフ会参加者からの要望で始めました。
今では、全く初めての方からプロ試験の為の教室までレベルに合わせて幅広く行っています。
評判は概ね「厳しい」と「わかりやすい」です(笑)。
優しくする気が無いので厳しく感じるみたいですが、レベルに合わせて1つ1つ丁寧に解説するのでわかりやすいかなとは思います。

――確かに、レベルが上がれば上がるほど厳しくした方がその分理解度も上がると思いますね。
また、宮崎さんは同じく協会の大浜岳プロとYouTube活動もされていますが、始められた経緯を教えてください。

大浜とは同期で同い年なのでずっと仲が良いのですが、二人でYouTubeを始めたきっかけは何か自分達が面白い事をしたかったからです。
特化チャンネルではなく、好きな事をやっているだけなのですが、幸いな事に周りからは概ね好評です。

同期の大浜プロと始めた「みやがくチャンネル」は、様々な有名ゲストプロも登場し人気を博している

――ありがとうございます。それでは、今後の目標や展望を聞かせてください。

昨年、風林火山オーディションに参加した理由もそうですが、Mリーガーになって、Mリーグの舞台でMVPを取る事が目標です。
そして獲りたいタイトルはもちろん雀王、そして最強位ですね。

――ありがとうございます。それでは、最後にファンの方へ一言お願いいたします。

まだまだ活躍も足りない私ですが、今後も多くのファンの方がワクワクしたり喜んでくれるような麻雀を打ち、様々なイベントも企画していきたいと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします!

――宮崎さん、本日はお忙しい中ありがとうございました!

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