第8回:テンパイ気配を感じよう|「ワンポイント講座」
◆まず相手がテンパイかどうかを判断しよう◆
相手がテンパイしていなければ、どんな牌を切っても当たることはありません(鳴かれることはあります)。
では相手がテンパイしているのは、どういったときでしょうか?
1.リーチが掛かったとき
2.3フーロ・4フーロしたとき
3. 一色手をしている人が、字牌やその色の数牌を余らせてきたとき
4. 場に強い牌を切ってきたとき(ダブ東・ドラ)
5. テンパイ濃厚(確実)の人に対し、その人の危険牌を切ってきたとき
→リーチの現物待ちであることが多い(食い仕掛けている人が突っ張っている場合は、その信頼度がやや落ちる)
1~3は比較的わかりやすいテンパイなのに対し、4・5はテンパイかどうかの判断はしづらいものです。
◆危険牌を打つことが悪いわけじゃない◆
リーチに対し、危険牌を打ったとき「よくそんな強い牌を切るなァ」などと言われることがあります。ただ、自分に勝負するだけの手が入って、放銃する覚悟を伴った打牌であれば、全く問題ではありません。
むしろ
1. 相手のテンパイに気付かなかった
2. 自分の手が、明らかに勝負手じゃなかった
などで放銃することのほうが問題です。
◆勝負手なら放銃を恐れずに◆
自分が勝負手(高い手・待ちの良い手)の時は、たとえ誰からリーチが来ても放銃を恐れず、「この手は降りない!」という固い意志を持つことも大事です。
◆オリるなら「必ず通る牌」を切れ!◆
「オリる」と決断したならば、中途半端は禁物。そのとき必ず通る牌を切るようにしましょう。上家が切った牌に「合わせ打ち」をすれば100%大丈夫です。
そのとき下家に甘い(鳴かれてテンパイを入れさせてしまう)牌を切ることになるかもしれません。ですが、まずは自分の安全が第一。このときに何種類か安全牌があるときは、「今だけの安全牌」を先に切るようにしましょう。]
◆危険牌の種類◆
俗にいう「危険牌」とは一体どのようなものなのでしょう?
1. 裏スジ 2.マタギスジ 3. 暗刻スジ 4. 生牌
などが、代表的な危険牌です。また捨て牌などで相手の手を予想すれば、必然的に危険牌の種類は限られてきます。
例えば、ホンイツ・チャンタ(国士)・チートイツ・三色・食いタンなどの場合は、それに応じた危険牌・安全牌ができてくるでしょう。