第12回「実戦で役に立つ面白い形」(前編)

第12回「実戦で役に立つ面白い形」(前編)

こんにちは、ヨーテルです。
今回と次回にかけて「麻雀で出てくる面白い形」を計6つ紹介していこうと思います。

麻雀は一種のパズルゲームで、牌の組み合わせやアガりのパターンもたくさんあるので、時々変な形や面白い形に遭遇することがあります。
実戦でまあまあ出てくる面白い形を僕の独断と偏見で紹介していきます。

1.どっちでも一盃口

まず紹介するのが『どっちでも一盃口』という形です。
こちらの手牌ご覧ください。こちらの手牌なんですが実はテンパイしているんですよ。待ちは待ちです。

この形はなんと、どちらでアガっても一盃口が付くという特殊な形になっています。

普通、一盃口っていうとこういうで、高めで一盃口、みたいな形になるんですが、
この形はピンズをで分けるとで一盃口の形【】が出来て、で分けると【】で高め一盃口の形が出来ます。

つまり、2種類の高め一盃口の形が残っているので、どちらでアガっても一盃口が付くというわけです。こんな形なかなかないですよね。

覚え方としては、2つのアンコを1枚ずつの牌で挟んでいる形と覚えるとわかりやすいかと思います。1枚・3枚・3枚・1枚ですね。

なので、この形で自分がテンパイすると、とを3枚ずつ抑えているので、相手はが使いづらいんです。待ちとしてすごく優秀なんですよね。
しかも、両方で一盃口が付くから打点も付いてくると。麻雀オタク的には結構面白い形なのではないかと思います。

ちなみにこれをアガった形、ピンズで3メンツが出来ている形なんですが、これで3メンツが出来るんだ、ということを形で覚えておくと実戦でたまに役に立ちます。【1枚・3枚・3枚・2枚】もしくは【2枚・3枚・3枚・1枚】ですね。
3枚同士を2枚と1枚で挟んでいる、これで3メンツです。

チンイツなどで複雑な多面待ちが出るときは、結構この形が絡んでいることがあるので、この形が3メンツで、ここを分けて考えるというやり方で待ちを見つけることが出来たりします。


2.隠れピンフ

2つ目は『隠れた平和』です。
こういう手牌、皆さん見たことあるでしょうか。

テンパイなのですが、何待ちか皆さん分かりますか?

一見、とのシャンポン待ち(ツモり三暗刻)に見えるんですが、実はそれに加えてでもアガれます。
これはピンズの一盃口【】を抜き出すと待ちが浮かび上がってきますね。見落とさないように注意しましょう。
ですので、例えばこの手牌でリーチを打って、でロンしたとします。

これは、シャンポン待ちと思うと「リーチ・タンヤオ」の2600点ですが、先ほどの通り一盃口の形ができているので、この手牌の役は「リーチ・タンヤオ・ピンフ・一盃口」で4ハンの満貫です。(ネット麻雀等切り上げ満貫が採用されていないルールは7700点)。

ピンズ部分を3つのコーツと見るのではなく、3つのシュンツと見た方が打点が高いという特殊な例になります。

さらに、この形は発展形があります。それがこちらの手牌。

これは待ちがの4面待ちになります。先ほど紹介したの形にでもソーズで2メンツが出来てアガることが出来ます。

麻雀でこういう形は本当に珍しくて、2色のリャンメンが待ちになることってめったにありません。なのでこれだけでも僕は面白いと思うんですが、さらにこの形で面白いのが、アガり牌によって付く手役がガラッと変わってしまうんですよ。

例えばをロンしたとしましょう。これは先ほどの通り役は「リーチ・タンヤオ・ピンフ・一盃口」になります。

では、をロンしたとしたらどうなるか。これは「リーチ・タンヤオ・三暗刻」になります。平和と三暗刻なんて相反する役のはずなんですが、それが両方手牌にあるというのは非常に面白いと思います。

ちなみにをツモッたらどうなるのかなんですが、これは「リーチ・ツモ・タンヤオ・ピンフ・一盃口」の5翻に受けるか、「リーチ・ツモ・タンヤオ・三暗刻」の5翻に受けるかで翻数に違いがないので、どちらに受けてもよいということになります。

これ、ネット麻雀だとどちらで判定されるんでしょうね。もし知ってる人いたら教えて下さい。


ではここで、今までの2つを使った何切る問題を1つ紹介します。

現状くっつきの1シャンテンの形なんですが、何を切るのが良いでしょうか。

一見、がいらなそうに見えるんですが、ここまでの知識を使えばこれは切りが正解ということに気づけると思います。

を残して嬉しいツモはをツモった時だけです。しかもをツモったところでリーチのみの両面待ち。そこまで嬉しいかと言われれば微妙です。

対して、を切ってを残しておけば、ツモで待ち、平和・一盃口か、ツモったら三暗刻かというかなり嬉しいテンパイになります。

そしてツモだと、「どっちでも一盃口」のリャンメン待ちが出来ます。これは明らかにを残したほうが嬉しいテンパイ形が多いですね。

なので手拍子でを切らないように気を付けましょう、といった問題でした。


今回は「どっちでも一盃口」「隠れピンフ」の2つを紹介しました。

次回も実戦で役立つ面白い待ちの形を紹介していきます。次回もお楽しみに!

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