「第5回世界ウエルネスマージャン大会レポート」重慶・麻将博物館から広がる、健康と交流の輪―

「第5回世界ウエルネスマージャン大会レポート」重慶・麻将博物館から広がる、健康と交流の輪―
大会会場の様子

~麻雀の歴史が息づく場所で、世界と卓を囲む~

麻雀の歴史を守り、その文化を未来へ伝える場所に世界の愛好家が集まった。

10月17日、18日、中国・重慶の麻将博物館で開催された「第5回世界ウエルネスマージャン大会」には、日本・中国・韓国・アメリカなどから68人が参加。
井出洋介プロ、椿彩奈プロを特別ゲストに迎え、対局や博物館見学、懇親行事を通じて交流を深めた。

麻雀が世界へ広がる今、その楽しさを健康や生きがい、人とのつながりへ結びつけるウエルネスマージャンの理念は、ますます重要になっている。

日本ウエルネスマージャン連盟会長の田邊恵三氏が育んできたその考え方を、麻雀文化を受け継ぐ場所で共有し、新たな交流へとつなぐ。
今回の世界ウエルネスマージャン大会は、麻雀の過去と現在、そして未来に触れる貴重な機会となった。

大会ご参加の皆さん

麻雀の本場で共有する、ウエルネスの理念

世界ウエルネスマージャン大会は、麻雀を健康や生きがい、人との交流に生かす理念のもと、2019年に中国・成都で始まった。2023年の成都、2024年のロサンゼルス、2025年の広島を経て、今回の重慶へと歩みを重ねてきた。

その土台には、日本の健康マージャンの実績がある。「賭けない・飲まない・吸わない」を基本に、教室や交流大会を通じて、学ぶ楽しさや仲間とのつながり、日々の生きがいを育んできた。

ウエルネスマージャンは、この経験を世界へ伝える取り組みでもある。麻雀への関心が高まる今こそ、麻雀が競技にとどまらず人生を豊かにするツールとして、各国に根づく文化へ育てていくことが期待される。

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9月18日(木)に、広島県・平和記念公園内「広島国際会議場」にて「第4回世界ウエルネスマージャン大会 in広島」が開催された。 この「世界ウエルネスマージャン大会」は健康マージャンの理念を世界に広め、世代や国境を超えた交流を実現するべく、2019年に中国・成都で第1回大会が開催。コロナ禍を挟み2023年に第2回が成都で、2024年に第3回がアメリカ・ロサンゼルスで開催され、麻雀を通じた「健康」と「国際交流」の理念は大きく前進。 進化を遂げる大谷選手とともにアメリカに広がるウエルネスマージャンの輪 ~【第3回世界ウエルネスマージャン大会レポート】ウエルネスマージャンが世界の人々を平和(ピンフ)に繫ぐ― 令和6年8月24日~25日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のガーデナ市「New GardenHotel」において、『第3回世界ウェルネスマージャン大会』が開催された。 この大会は、世界ウエルネスマージャン連盟が主催し、日本ウエルネスマージャンフレイル予防協議会、日本健康麻将協会、健康麻将全国会、東京都麻雀業協同組合、リーチマージャンセントラル等の協力と、日本代表選手16名、

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ウエルネスマージャンが世界の人々を平和(ピンフ)に繫ぐ― 令和6年8月24日~25日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のガーデナ市「New GardenHotel」において、『第3回世界ウェルネスマージャン大会』が開催された。 この大会は、世界ウエルネスマージャン連盟が主催し、日本ウエルネスマージャンフレイル予防協議会、日本健康麻将協会、健康麻将全国会、東京都麻雀業協同組合、リーチマージャンセントラル等の協力と、日本代表選手16名、アメリカ代表選手24名、中国代表選手4名の44名で開催された。 ウエルネスマージャンがアメリカに上陸! この大会は、世界的な課題である『高齢化問題』について、健康マージャンが解決策の一つとして有効であることを全世界に発信していこうと、一般財団法人日本ウエルネスマージャンフレイル予防協議会・田邊恵三会長が中心になって企画され、2019年に第1回大会、2023年に第2回大会が、中国・成都で開催され、日本、中国、アメリカ、フランス、パキスタンなどの国から選手が集まり成功を収めたが、今回は、より世界に健康マージャンのすばらしさを知ってもらうべく、

歴史ある磁器口で再び開かれた、麻雀文化の扉

会場となった博物館は重慶市郊外の昔ながらの街並みを残している「磁器口老街」の一角にある商業ビルに設けられており、周辺の商店街にも案内が掲げられ、街と結びついた文化施設として来訪者を迎えている。

大会会場もある磁器口老街の街並み

今回、世界大会がこの場所で開かれたことには、特別な意味がある。

日本で集められ、守られてきた資料が中国で再び公開され、そこに各国の麻雀愛好家が集まって実際に卓を囲む。文化財として受け継がれた品々と、現在の麻雀を楽しむ人々の活動が、一つの場所で結びついた。
博物館に求められるのは、歴史を保存することに加え、その価値を伝え、麻雀のこれからの発展に生かすことだろう。

展示を見て学び、人と出会い、麻雀への理解を深める。そのような機会を重ねることで、国内外の愛好家が訪れる交流拠点としての役割も育っていくかもしれない。

2つのルールで競い、文化の違いに触れる

17日から始まった大会には、日本から20人、韓国から12人が出場し、中国やアメリカなどの参加者と卓を囲んだ。

日本からは日本プロ麻雀協会所属の五反地清一郎プロ、廣瀬陸プロ、松岡飛翔プロらも参加し、地域の普及活動を担う人々から競技に熱心な若手まで、多彩な顔ぶれがそろった。

特別ゲストの井出洋介プロと椿彩奈プロの参加も大会を盛り上げた。健全な麻雀の普及に長年携わってきた井出プロと、幅広い発信活動によって麻雀の魅力を届けてきた椿プロをゲストに迎えたことで、各国の愛好家が日本の麻雀界に接する機会にもなった。

大会は、初日に日本の健康マージャンを基にしたSルールで4回戦、翌18日に四川麻将を国際交流向けに簡略化したHルールで4回戦を実施。参加者は、それぞれに特徴のある2つのルールの麻雀に挑んだ。

韓国勢の活躍に見る、新しいエネルギー

競技では韓国勢が活躍、総合成績や種目別で上位に進出した。若い参加者の真剣な姿勢と勝負への意欲は、海外で育ちつつある麻雀の新しいエネルギーを感じさせた。

また、韓国の参加者からは、Mリーグを入口に日本の麻雀へ関心を持ち、そこから麻雀の歴史に興味をもつ若者もいるとの話が聞かれた。現在の競技人気が、その環境を築いてきた先人の歩みを知るきっかけになってきており、麻雀業界の健全化を牽引してきた井出洋介プロの歩みも、新たな世代へ伝わっていっているようだ。

食卓を囲み、国境を越えて深まる交流

大会に伴うレセプションでは、変面ショーやバンド演奏など、華やかな歓迎行事が用意された。主催の麻将博物館・李社長によるおもてなしが、交流の時間を彩った。

パーティーでは、日韓の若手が対局を振り返りながら、普段親しんでいる麻雀や競技の話で盛り上がり、中国の選手と日本の参加者の間でも、互いの活動や麻雀の楽しみ方について話が弾んだ。
重慶名物の火鍋をつつきながら、言葉の違いは通訳や身ぶりで補い、笑顔を交わすうちに、卓上での緊張もほどけ、参加者の記憶に残るものとなった。

韓国勢が大活躍

大会では、Sルール優勝がユ・ジェムス氏(韓国)、Hルール優勝が椿彩奈プロとなった他、総合成績は優勝・ハン・ジフ氏、準優勝・キム・ギュファン氏、3位・ユ・ジェムス氏と上位3名を韓国勢が独占する結果となった。

左から準優勝 キム・ギュファン氏、優勝 ハン・ジフ氏、第3位 ユ・ジェムス氏

あわせて、平和を最も多くアガった男女に贈られる平和賞は、4月にウエルネス王位を獲得した石神天縫氏とゲストの椿彩奈プロが平和賞を受賞。

また、今回新たに設けられた恵三賞は今後の活動をつなぐ担い手として、アメリカより参加のババ・ケンジ氏に贈られた。

2028年のアメリカ開催に向けた構想も共有され、各国を巡る大会の次の舞台へ期待が寄せられることになった。

重慶で結んだ縁を、次の再会へ

こうした活動を継続するには、各国の窓口や著名な選手とともに、日頃の教室や地域活動を支える人々の参画が欠かせない。

海外で得た経験をいつもの仲間に伝え、その話から新たな参加者が生まれる。
アマチュアの草の根交流が広がることで、ウエルネスマージャンの理念も、それぞれの地域へと届いていく。
いつもの仲間と牌を並べる折に、旅先で出会った誰かの顔が浮かぶ。「また一緒に打ちましょう」と言葉を交わした相手が、海の向こうで今日も麻雀を楽しんでいる。その国の出来事が、以前より少し身近に感じられる。

重慶で過ごしたひと時は、そんな変化を日常に残しながら、次に卓を囲む日へと続いていくに違いない。


最終成績

総合順位

順位 名前
優勝 ハン・ジフ
準優勝 キム・ギュファン
第3位 ユ・ジェムス
左から準優勝 キム・ギュファン氏、優勝 ハン・ジフ氏、第3位 ユ・ジェムス氏

Sルール

順位 名前
優勝 ユ・ジェムス
準優勝 ハン・ジフ/ババ・ケンジ
第3位 長澤貴仁/キム・ギュファン/エリック・アレン・カン
Sルール入賞者の皆さん

Hルール

順位 名前
優勝 椿彩奈
準優勝 チョン・チョルホ/田嶋智徳
第3位 高愉/藤本拓広/キム・ギュファン
Hルール入賞者の皆さん

部門賞

平和賞 石神天縫/椿彩奈
銀光賞 邓波华
恵三賞 ババ・ケンジ
平和賞受賞の2名:(中央左)石神天縫氏/(中央右)椿彩奈プロ

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